愛がなければ【44】〜グループ交際〜

【愛がなければ】はアメブロで40話まで書いてきました。過去に販売員で勤めてきた二十代〜三十代での経験と出会いを書いています。出会い、別れから学んだ事はたくさんありました。そんな過去の日々を綴っています。登場人物・出来事はフィクションを交えて書かせてもらっています。自分の経験、お友達からのお話、人から聞き伝えのお話、織り交ぜています。1つの作りお話として読んでもらえたら幸いです。

前回のあらすじ43話

ふみくんからの依頼の仕事を受けてから、みきおくんとの連絡が途絶えがちに。しかし、私は確認する事が出来ずにモヤモヤとした時間が過ぎていきますが…

【44話】グループ交際

依頼されたイラストを渡して、ふみくんとはカフェを後にしました。

ふみくんの言葉を思い出します。

もしかして…

ふみくんは個人的に、私と遊びに行ったりしたいと思っている…

それをみきおくんが、知ったのかもしれない…私はそう思いました。

仕事の打ち合わせではありましたが、ほぼ毎日のようにふみくんから連絡がきていました。私は杏ちゃんがふみくんの事を気に入っていたこともあったので、ふみくんと個人的に遊びに行ったりする事は考えていませんでした。

更に追加で依頼を受けたイラストのやりとりを3週間程の間、ふみくんとは続けましたが、会うときにみきおくんが来ることはありませんでした。

最終の打ち合わせの時、

ふみくん『仕事が全部終わっても、モモちんが良かったらまた食事でも行かないかな?』

と声をかけられました。私はなんと答えたら良いのか瞬間悩んでしまいました。

私『あ…うん、杏ちゃんもまた集まりたいって言ってて。良かったら、近々皆で集まらないかな?』

すごく失礼だとは思いましたが、ごまかすような返事をふみくんにしてしまいました。

ふみくん『了解、またみきおにも言っておくよ☺️』

その後、ふみくんが企画してくれて4人で会う事になりました。約1ヶ月空いて、久しぶりにみきおくんに会うことに。会ってびっくりしました。

久しぶりに会ったみきおくんは、すごく痩せていました。そんなみきおくんを見て私は…

いい雰囲気で遊びに行っていた事が、本当に嘘のような…夢だったかのような…。正直、不思議な感覚でした。

遊びに行っている時にも、とても楽しそうに嬉しそうに話していたみきおくん。

4人での食事会での会話も楽しくて、、一見今まで通りでした。

ただ、、

私の勘違いかもしれませんが…愛しい気持ちで見つめてくれている?、、そう思っていた瞳はなくなってる。

お友達として話している瞳に変わっている。そう感じました。

痩せてしまったこともあってか…二人で遊びに行った時のみきおくんの面影はまったくなくなっていました。ダイエットはしたいと言っていたので…頑張ったのかもしれません。

ふみくんに対して、遠慮があって私とのやり取りをやめてしまったのか?みきおくんの本心は最後まで分かりませんでした。

私もそれ以上は聞くこともしませんでした。聞いても仕方のない事のように思えました。その後、みきおくんとは二人で会うことはなくなりました。残念ですが…私はみきおくんにとってそれ程、必死になる相手でもなかったのかな。そう思いました。

ふみくんからは、その後も何度か個人的に遊びに行こうとお誘いを受けましたが。断りました。

杏ちゃん、ふみくん、みきおくんとの4人での食事会に行くお友達関係はとても長く続きました。それはそれでよかった…そう考えました。

仕方ない…そう思いながらも気持ちはとても落ち込みました。

この経験から、恋愛に少しずつ自信がなくなっていった私。まわりのお友達は、一緒にコンパやパーティーに行き、彼氏もできている状況でした。

努力しても…彼氏もできない私😭エステにいったり、ファッションも頑張ったり、、自分磨きもしているつもりでした。私って、、魅力的ないのかな…と落ち込みました。

もう自力では結婚できないのかも…(泣)

そんな気持ちになり、結婚相談所に行ってみようかな。そう考えるようになりました。

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